
WealthNavi(ウェルスナビ)の口座開設をするときに【源泉徴収あり特定口座を希望します】をクリックすると
- 特定口座(源泉徴収あり)
- 特定口座(源泉徴収なし)
- 一般口座
上記3つから選択することは「【画像付き】WealthNavi(ウェルスナビ)の始め方・口座開設手順まとめ」でも解説しました。
結論から言えば、自分で確定申告をしたくないなら特定口座(源泉徴収あり)を選択すればいいのですが、ウェルスナビで年間20万円以上利益を出してない方は余分に税金を支払うことになってしまいます。
そこで、この記事ではそれぞれのウェルスナビの口座の種類と役割について詳しく解説してきます。
Contents
特定口座(源泉徴収あり・なし)と一般口座の違いとは?
まず特定口座や一般口座の違いを比較しました。
特定口座 (源泉徴収あり) |
確定申告に必要な書類をウェルスナビが代理で作成してくれて、確定申告も必要ない。 |
特定口座
(源泉徴収なし) |
確定申告に必要な書類をウェルスナビが代理で作成してくれるが、確定申告は自分でやる |
一般口座 | 書類作成から確定申告まで全部自分で行う |
確定申告に必要な書類「年間取引報告書」とは
確定申告に必要な書類は「年間取引報告書」と呼ばれ、投資に慣れている人でも作るのが面倒になる書類です。
こちらの画像を見てもらえば分かりますが、相当な物好きじゃないと自分で書きたいと思う方はいません。
よほどの理由がない限り、これからウェルスナビを始める人は一般口座を選ばないようにしましょう。
特定口座(源泉徴収あり)は利益が20万円以下だと損
先ほどの表で解説した通り、自分で年間取引報告書の作成や確定申告をする必要がないので、多くの方が特定口座(源泉徴収あり)を選択します。
源泉徴収ありの特定口座は所得税15%、住民税5%、合計20%が税金として自動的に利益から徴収されます。
ウェルスナビが代理で税金計算をしてくれるので、手間が省けるのですが1年間の利益が20万円以下の場合、税金を払いすぎているのです。
なぜなら給料以外の所得合計が年間20万円以下なら確定申告の必要がなく、所得税を納めなくてもいいというルールがあるからです。
サラリーマンの事例で解説
例えば、副業をしてないサラリーマンがウェルスナビに投資して15万円の利益を出したとします。
源泉徴収ありの特定口座を選択した場合、3万円が税金として徴収されます。
15万円-3万円=12万円(利益)
一方、自分で確定申告をする源泉徴収なし特定口座を選択していれば、15万円から住民税5%を引いた金額を利益として受け取ることができます。
15万円-7500円=14万2500円
差額は2万5000円となります。
源泉徴収なしの特定口座を選択すると2万5000円多く利益がでます。
仮にウェルスナビの利回りが10%だとすると200万円を預けていないと利益は20万円を超えません。なので、預け金が200万円以下で少しでも利益を出したい人は源泉徴収なしの特定口座を選択するようにしましょう。
ただし1つ注意することがあります。利益が20万円以下で確定申告が不要だとしても、住民税は申請する必要があります。
住民税は自分の住んでいる市区町村によって申請方法が異なるので「住んでる地域+住民税+申請方法」などのキーワードで検索してみてください。
例:「東京都 住民税 申請方法」
結局、確定申告が必要ないにしても住民税は自分で申請しなければいけないので手間がかかってしまいます。
まとめ
ここでは特定口座(源泉徴収あり・なし)と一般口座の違いを比較しました。
特定口座 (源泉徴収あり) |
確定申告に必要な書類をウェルスナビが代理で作成してくれて、確定申告も必要ない。 |
特定口座
(源泉徴収なし) |
確定申告に必要な書類をウェルスナビが代理で作成してくれるが、確定申告は自分でやる |
一般口座 | 書類作成から確定申告まで全部自分で行う |
- ウェルスナビの利益が20万円を超えそうな人
- 税金の申請をウェルスナビに丸投げしたい人
- ウェルスナビの利益が20万円以下の人
- 住民税を自分で申請しても利益を増やしたい人
WealthNavi(ウェルスナビ)の利益が20万円以下なら特定口座(源泉徴収あり)を選択すると損してしまいます。
しかし住民税を自分で申請する手間が増えますので、利益を選ぶか手間を取るかで選ぶようにしましょう。