「ついつい振込手続きを後回しにしてしまい、土日にトレードしたいのに取引用口座に着金するのは来週になってしまった」
ブロックチェーン技術を活用した国内初の銀行間リアルタイム送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」なら、こんな悩みを解消してくれます。
今注目されているマネータップについて、
- 手数料・対応している銀行(おすすめの銀行も紹介)
- システムベースになっている技術
- 暗号資産(仮想通貨)への影響
これらについて解説します。
Contents
Money Tap(マネータップ)が注目されている理由
10月にリリースされたマネータップ(iOS/Android)は、ブロックチェーン技術を活用した国内初の銀行間リアルタイム送金アプリです。
- アプリへのチャージ不要(銀行口座登録のみでOK)
- 24時間365日送金できる
- 送金手数料は無料
現在アプリに対応しているのは3行(住信SBIネット銀行・りそな銀行・スルガ銀行)です。実際にマネータップで住信SBI銀行→りそな銀行に送金したところ、たった2分でりそな銀行に反映されています。
リリース元であるSBI Ripple Asia(SBIグループ傘下)は、以前からブロックチェーン技術を活用した送金システム一元化を目指しています。
同社が主催する「内外為替一元化コンソーシアム」には、次の3つのメガバンクを含む国内計61行が加盟しています。
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
アプリは今後、各金融機関で順次対応すると見られています。
手数料がネックでカード決済導入に踏み切れなかった飲食店にとっては朗報です。個人間売買や、もっと身近な例だと割り勘でも便利に使えるようになります。
Money Tapの基本情報 | |
利用条件 | 送金:アプリ初期設定+銀行口座を登録していること
受金:マネータップに対応済みの預金口座をもっていること(アプリ不要) |
登録手数料・口座開設手数料 | 無料 |
送金手数料(振込手数料) | 無料 |
送金・受金に対応する銀行 | 住信SBIネット銀行
りそな銀行 スルガ銀行 |
送受金方法(現在はスマホのみ) |
|
送金できる金額 | 1回につき3万円まで
1日で計10万円まで |
登録方法解説の前に、アプリ利用におすすめの銀行・今回のリリースに関わる暗号資産(仮想通貨)の最新情報について紹介します。
Money Tap(マネータップ)対応の3銀行を比較
マネータップ対応済の3行のなかで、最もおすすめなのは「住信SBIネット銀行」です。
手数料無料回数・回数超過分の金額が他行を圧倒しており、以前から最も人気のあるネット銀行の1つです。
マネータップ対応の銀行比較(2018/10時点) | |||
住信SBIネット銀行 | りそな銀行 | スルガ銀行 | |
口座開設方法 | スマホ・PCから | 店舗来店必須 | スマホ・PCから |
口座開設手数料 | なし | 開設時に1,000円以上入金要 | なし |
ATM利用手数料 | 入金:無料
出金:月2~15回無料(以降一律108円) |
りそなグループ5行以外は入出金共に108~216円 | 入金:無料
出金:時間外108~216円 |
振込手数料
(同行間はいずれも無料) |
1~15回無料
(超過分は154円/1件) |
328~624円 | 324~648円 |
提携ATM | コンビニATM
ゆうちょATM |
全国の銀行
コンビニATM |
コンビニATM
ゆうちょ銀行ATM スルガ銀行ATM |
使い道は日常生活での出金・生活費振込に留まりません。クラウドファンディングや暗号資産(仮想通貨)投資の際、入金用口座としてもおすすめできます。
余裕資金:コンビニATMでネット銀行口座に随時入金
各投資口座への入金:
- 手数料無料回数が残っている場合
→ 銀行公式アプリから振込入金 - 月内の無料回数を消費した場合
→ マネータップで投資口座へ送金
住信SBIネット銀行で新規口座開設すると、3カ月間無条件でカスタマーランク2(ATM手数料5回/他行振込手数料3回まで毎月無料)となります。
まだ利用していないかたは、これを機に利用してみましょう。口座名義人が30歳未満であれば、3ヵ月目以降もランク2以上で利用することが出来ます。
\今なら2,000円相当のポイントが無料でもらえる/
※キャッシュカードはVisaデビットカードタイプをおすすめします。
デビットカード利用分に現金キャッシュバック出来るポイント付与され、月間3万円以上利用した場合はカスタマーランク2判定を満たすことが出来ます。
マネータップの登録方法・使い方
最初に、iPhone・Androidの各ストアでアプリをダウンロードしておきます。
- iPhoneはこちら:AppStore
- Androidはこちら:GooglePlayストア
※iPhoneの注意点
マネータップのロック解除はTouch ID(指紋認証)で行います。事前に「設定」→「Touch ID」で設定をオンにしておきましょう。
最初の設定は次の順で行います。
①アプリ利用登録
②送受金に使う銀行口座の登録
今回は住信SBIネット銀行の口座を登録するため、事前に準備する口座情報・設定も次で解説します。
預金口座(住信SBIネット銀行)側の準備
住信SBIネット銀行側では、スマート認証(口座操作時の2段階認証設定)を済ませる必要があります。
- iPhoneはこちら:AppStore
- Androidはこちら:GooglePlayストア
スマート認証の設定は、アプリインストール後に住信SBIネット銀行公式サイトへログインして行いましょう。
スマート認証の登録方法(PC)
「口座情報」→「お客さま情報照会・変更」→各種設定欄の「スマート認証登録状況」
スマート認証の登録方法(スマホ)
メニュー→「お客さま情報」→各種設定メニュー欄にある「スマート認証登録状況」
アプリ利用登録
マネータップ起動後「サインアップ」へ進みます。利用規約を読んだあと「同意します」にチェックを入れて「次へ」をタッチしましょう。
アカウント情報の登録を始めます。
「アカウント名」はニックネームも登録可能ですが、送金元に表示されるため利用目的に合わせて決めましょう。
①任意のアカウント名
②携帯電話番号
③メールアドレス(PCまたはスマホ/携帯メール不可)
④氏名(漢字またはアルファベット)
⑤氏名(フリガナ)
⑥生年月日
⑦電話番号による振込許可
…チェックを入れておくと、相手方に自分の電話番号を伝えるだけで振込してもらえるようになります。
最後に確認をタップしましょう。入力した情報に誤りがないか確認すると、利用登録は完了です。
ここからは、送受金に使う銀行口座の登録手続きを進めます。
銀行口座の登録
プルダウンから登録したい預金口座の銀行名を選びます。ここでは「住信SBIネット銀行」を選択して「決定」へ進み、口座情報を入力します。
預金種別・支店名・口座番号を入力します。口座情報が分からない場合は住信SBIネット銀行の公式アプリで「ホーム」→「お客さま情報」の順で進むと確認できます。
次の画面から、住信SBIネット銀行での操作に移ります。WEBログインID・ログインパスワードをそれぞれ入力してください・
ログイン後画面をスクロールすると「取引パスワード(口座開設書類を受け取ったときに決めた振込用パスワード)」の入力欄が表示されます。
認証に成功すると、スマート認証アプリからの通知が表示されます。通知が出ない場合でも、左記アプリを起動してください。
スマート認証アプリで「取引の承認」を済ませた後、再びマネータップの画面に戻ってください。自動的に登録情報の確認画面へ移り、間違いがなければ「OK」をタッチします。
これでマネータップの初期設定は完了です。
操作方法・送金方法(実際の送金時間も紹介)
マネータップの使い方はシンプルです。送金する際はホーム画面中央下の円マークを、受金する際は自分のQRコードを表示して相手に読み取ってもらうだけです。
①設定メニュー
②送受金履歴表示
③送金メニュー(送金方法の選択)
…送金はQRコード読取の他、口座情報の手入力・電話番号(相手方が設定している場合のみ)でも可能です。
④登録した送金先を表示
送金方法について、記事冒頭で行った「住信SBIネット銀行→りそな銀行」を例に紹介します。
金額を入力した後に煩雑な認証作業が出てこないので、初めてでも迷わず送金できます。送金後に受付完了メールが届くので、確認しましょう。
技術提供したRipple(リップル/XRP)の最新情報
マネータップの開発に深く関与しているのが、暗号資産(仮想通貨)の一種Ripple(リップル/XRP)です。アプリの送金システムにはリップルの銀行間ネットワーク“xCurrent”が利用されています。
これに影響されたのか、リップルは9月半ばに2倍近く値段を上げており(38円→64円)、以降小幅な値動きをしています。
引用:bitbank(ビットバンク)
先行してスペインのメガバンクでもRippleテクノロジーを使ったモバイル決済サービスを始めており、世界中の銀行でリップルの送金実験が行われています。マネータップがXRP送金に対応する可能性は十分考えられます。
リップル購入におすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所
国内ではBitpoint(ビットポイント)・bitbank(ビットバンク)でリップルを取り扱っています。どちらも住信SBIネット銀行からの即時入金に対応しており、銀行公式アプリ・マネータップの両方を活用できます。
本日より全銀ネットが24時間365日、異なる銀行間での即時振込に対応します。これを受け、ビットバンクにおいても、お客様がご利用の銀行から、24時間365日、いつでもリアルタイムでのお振込が可能となります。
— ビットバンク bitbank, Inc. (@bitbank_inc) October 9, 2018
詳細についてはこちらをご確認下さい。https://t.co/bzVDPMZfv6
各暗号資産(仮想通貨)取引所の登録方法は、こちらの記事でも解説しています。
bitbankTrade(ビットバンクトレード)の登録・口座開設方法|暗号資産(仮想通貨)取引所
BITPoint(ビットポイント)の登録・口座開設方法|暗号資産(仮想通貨)取引所
まとめ
ここでは SBI Ripple Asia株式会社のMoney Tap(マネータップ)の登録方法や使い方を解説しました。
簡単な利用登録で24時間365日送金することができる「Money Tap(マネータップ)」は、日常生活での決済・投資の資金移動のどちらにも最適なアプリです。
すでに都市銀行を含む3つの銀行で利用できますが、このうち住信SBIネット銀行がおすすめをおすすめします。
- ATM手数料・振込手数料の無料回数が圧倒的に多い
- 複数の暗号資産(仮想通貨)取引所で入金用口座として使える
技術提供した暗号資産(仮想通貨)Ripple(リップル/XRP)も大きく値上げしているので、投資先としてチェックしておきましょう。