
Emerada Equty(エメラダエクイティ)は、スタートアップ企業の案件が大半を占める「株式投資型クラウドファンディング」です。
他にはない「新株予約権の販売」を特徴とし、気になるスタートアップ企業を支援しながら短期間で利益を見込めるのがメリットです。
最大手クラウドファンディングサービスと比較しながら、わかりにくいエメラダエクティの特徴を紹介します。
実際に投資をしている人の口コミ・評判も紹介するので、検討材料にしてみてください。
Contents
Emerada Equty(エメラダエクイティ)の特徴
プロが目利きしたベンチャー企業・スタートアップ企業に投資すると、見返りとして1株=1円の固定価格で株を購入できる権利「エメラダ式新株予約権」を入手できます。
将来この権利を行使(案件企業の株を購入)し、株を売却することで利益を得るという仕組みです。
募集案件はフィンテック事業・人工知能(AI)・IoT関連の他、スポーツや食品産業など多岐に渡ります。
他のクラウドファンディングとの違い・メリット
「株式投資型クラウドファンディング」は、利回り・返礼の具体的内容は決められていません。株を取得し、株主のメリットを半永久的に享受できます。
4種のクラウドファンディングの違い | ||
資金調達方法 | 投資家の得られる利益 | |
株式投資型(株式型) | 非上場株式の発行 | 株主のメリット(配当金・株主優待・株主総会の議決権) |
購入型 | 開発する商品・サービスの事前販売 | 新商品・新サービス購入時の割引&優先権 |
寄付型 | 寄付してくれる支援者の募集 | 寄付の返礼品 |
融資型(ソーシャルレンディング) | お金を貸してくれる人の募集 | 利息収入 |
急成長分野に挑戦する有望企業の株なら、将来的には次のような利益のチャンスがあります。
- IPO(新規株公開)に成功する
- バイアウト(大企業が持ち株を増やして会社の経営権を握る=買収される)が行われる
このような形で利益を出すことを、ベンチャー株投資では「株式投資の最終段階」という意味をこめて「イグジット(エクジット“Exit”)」と呼びます。
募集案件を占める「スタートアップ企業」の特徴
エメラダエクイティでは、短期間でイグジットにこぎつけられる可能性があります。その理由は、案件の多くが「スタートアップ企業」だからです。
スタートアップ企業・ベンチャー企業の比較 | ||
スタートアップ企業 | ベンチャー企業 | |
成長スピード | 超短期~短期 | 中長期 |
目標・ビジネスの特徴 | 短期間で爆発的に成長し、早期にバイアウト(売却)して多額の利益を得ることが目標です。
即戦力のある人材だけを集め、ビジネスモデルの模索から始める企業も多数あります。 |
安定した土台を築きなら、社会に受容される企業を目指します。
歴史ある企業が「ベンチャー部門」を立ち上げて資金調達する場合もあります。 |
「革新的事業を小規模で行う」というコンセプトは共通しますが、短期間で成長することをより明確にしているのがスタートアップ企業です。
つまり、エメラダエクイティに集まる「スタートアップ企業」なら、短期間で投資の成果を出したいトレーダーの思惑と一致するのです。
エメラダエクイティの良い評判・口コミ
エメラダエクイティの3号案件、仮想通貨関連とかマジか!?
— メカ@株式型クラファン専門家 (@ipomechanic) February 15, 2018
これ、パッと見ただけでも相当魅力あるな。
ICOも検討中らしい。
クラウドポート、エメラダエクイティ共催のソーシャルレンディング投資家懇親会に参加してきた!いつもながら、投資の話ができるのがありがたいし、有益な話も聞けた。帰りはR2-D2が見送ってくれるなんて、マネックスベンチャーズはなんて素晴らしい会社なんだ!ありがとうございました! pic.twitter.com/1iEWMgOCuE
— とし@社内ベンチャー起業挑戦中 (@toshiki5911) July 6, 2018
直近では「株式を発行してでも暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン技術の普及に努めたい」と考える優良企業の案件を募集しています。
ICO(イニシャル・コイン・オファリング=投資の見返りに暗号資産(仮想通貨)を発行すること)実施計画も練っている企業なので、株と暗号資産(仮想通貨)から同時に投資益を得られる可能性もあります。
エメラダエクイティは、こうした優良案件紹介のため、大手ベンチャーキャピタルと太いパイプがあります。口座開設者限定のイベントを開催することもあり、投資初心者におすすめできます。
起業家の新しい資金調達方法として注目してる
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始める前の必須知識 「エメラダ式新株予約権」の解説
株式投資型クラウドファンディングでは、募集時に株を発行し・投資家に譲渡するのが一般です。
一方で、エメラダエクイティで取得できるのは「新株予約権(ストックオプション)」です。株そのものではないことに注意してください。
「エメラダ新株予約権」は、権利を行使できる(=実際に株を購入できる)時にようやく投資益が分かる性質のものです。
①購入した株に売り手がつくパターン
②全損してしまうパターン
この2つに分けて解説します。
①購入した株に売り手がつく(イグジット/エグジット)
利益が出るパターンが、前述したイグジット(エクジット“Exit”)と呼ばれるパターンに当てはまります。
1:購入した株が上場(IPO)し、売却できる
上場し、多数の投資家が参加する株式市場で売却できるようになります。ほとんどの場合は株価が急上昇するため、多額のプラス利益が出る可能性の高い状況です。
2:企業買収(M&A)され、金銭と引き換えに権利譲渡する
案件企業が買収され、新株予約権を回収するための対価を受け取ることができます。こちらも案件企業に対する評価次第で、多額の利益を得られる可能性があります。
②全損になるパターン(重要)
新株予約権が消滅することで、投資した金額を丸損してしまうパターンです。
1:発行者(投資先案件企業)が事業失敗等の理由で、解散する
2:権利行使期間(10年)が過ぎて消滅する
「売却益以前に株を購入できない状況になる」ということです。
最低投資額・口座開設&口座維持手数料
Emerada Equty(エメラダエクイティ)は、口座開設手数料・口座維持手数料のいずれも無料で、1案件あたり14~49万円の範囲で投資できます。
最低投資額・投資単位:
1個=7万円(案件1つあたり2個/5個/7個のいずれかで投資可能)
最低投資額を株式投資型最大手・ファンディーノ(12.5万円)と比べると、やや割高になります。
Emerada Equty(エメラダエクイティ)のメリット
エメラダエクイティには、投資家にとって安心できる要素が2つあります。
- 大口投資家が出資済みの案件のみ掲載
- 企業の本当の姿をしっかり見せてくれる仕組み
それぞれ詳しく解説します。
メリット1:VC・エンジェル投資家が出資済みの案件のみ掲載
エメラダエクイティに掲載されている案件は、ベンチャーキャピタル(VC)やエンジェル投資家が既に出資しているものに限られます。
ベンチャーキャピタルとは将来有望な企業に出資し、高い利益を狙う投資ファンドのことです。必要に応じて企業コンサルタントも行います。
ビジネスの知見と豊富な投資経験・一般人の何倍ものリスクを背負うことになる大口投資家が、エメラダエクイティの案件を先行して認めています。
メリット2:投資先企業の詳しい情報が分かる&経営者の顔が見える
口座開設することで、案件企業のIR情報(投資家向けの情報)の詳細を確認できます。
1号・2号案件では、エメラダエクイティの投資家も参加できる事業説明会を実施しています。
1号案件:Far Yeast Brewing株式会社
高級クラフトビールの製造メーカーです。東京渋谷にバーを出店し、オリジナルビールの通販も行っています。Far Yeast Brewing公式サイト
1号案件:株式会社ラントリップ
リクルートグループで人材コンサル営業を経験し、箱根駅伝にも出場した元ランナーが経営しています。スポーツ情報の提供メディア・ロケーション提案アプリの開発など、ネットを通じてランナーを支援する会社です。株式会社ラントリップ公式サイト
Emerada Equty(エメラダエクイティ)のリスク・デメリット
エメラダエクイティで手に入る「新株予約権」は、換金性が限りなくゼロに近いものです。それは、次の2つの性質に由来します。
行使期間が決まっている
エメラダ式新株予約権の行使期間は一律10年です。その間に案件企業が思うように成長しないと、全損するリスクが高くなります。
議決権や配当・株主優待がない
…株を保有すると、会社法・株主総会で認められたメリットが発生します。しかし「株を買う権利=新株予約権」には、保有中のリターンがありません。
※独自に権利者優待を定めている企業も存在します。
ただ持っているだけではメリットがないので、わざわざ「新株予約権を買いたい」と思う投資家はいません。
ファンディーノとの違い
株式投資の最大手「FUNDINNO(ファンディーノ)」と比較検討している人は、両者の違いを押さえた上で、どちらにも登録しておきましょう。
ファンディーノ・エメラダエクイティの違い | ||
エメラダエクイティ | ファンディーノ | |
投資して手に入るもの | 株を買う権利 | 株 |
換金性 | ほぼゼロ | 非常に低い |
案件企業の傾向 | 短期間で利益を狙うスタートアップ企業 | 中小企業のベンチャー部門・中長期的に事業を拡大したいベンチャー企業 |
継続的な利益 | ほぼなし
(権利行使して株を購入・保有し続けることで、ほぼ無期限で継続的利益を得られる可能性あり) |
株主の権利・配当金が発生する |
売却益を得られる時期の目安 | 10年以内
(スタートアップ企業の性質上、5年以内に利益が分かる可能性が高い) |
いつになるかは分からない |
全損リスク | あり(中~高) | あり(中程度) |
株式投資型クラウドファンディングはまだ歴史が浅く、成功・失敗の実例はほとんどない状況です。
- 出来るだけ多くのサービスに登録し、気になった案件に少額ずつ投資リスクを減らす
- 利益を得るというよりは「応援する」気持ちで投資する
この2点が重要です。
Emerada Equty(エメラダエクイティ)の手数料
エメラダエクイティの各種手数料は、株式を発行する会社(資金調達を希望する企業)から支払われています。投資家の負担は、出金時の振込手数料のみです。
Emerada Equty(エメラダエクイティ)の手数料 | |
入金手数料(デポジット手数料) | 無料 |
出金手数料 | 投資家が振込手数料を負担 |
口座開設手数料 | 無料 |
口座維持手数料 | |
運用手数料(営業者報酬) | |
取引手数料 | |
解除手数料 |
まとめ
Emerada Equty(エメラダエクイティ)には、他の株式投資型クラウドファンディングとは違うメリット・デメリット(リスク)があります。
- メリット:短期間で爆発的な利益を得られる可能性がある
- デメリット:換金性が低く損切りできない・配当金収入も期待できないため全損リスクが比較的高い
案件のIR情報の閲覧・投資家イベントへの招待や情報提供を受けるには、口座開設が必須です。まずは登録して、ご自身の目でエメラダエクイティの将来性を確かめてみましょう。