
アメリカンファンディングは2015年7月に設立されたクラウドファンディングです。
米国不動産を特化したファンド募集が評判をあつめ、国内ソーシャルレンディングの分散投資先として幅広く利用されています。
担保付高利回り案件が多く為替リスクヘッジなどを推進しているので、貸し倒れのリスクが軽減され投資家からの評判も高くなっています。
そんなアメリカンファンディングですが、他のソーシャルレンディングと比べてサービスの質はどうなのでしょうか?
この記事ではアメリカンファンディングの評判と口コミを徹底調査していきます。
Contents
アメリカンファンディングとは?仕組みを解説
クラウドファンディングのひとつ
クラウドファンディングはインターネットを使って不特定多数の人から資金調達ができる新しいプラットフォームです。
従来のように銀行を通して融資を受ける必要がないので、簡便でスピーディな資金提供を受けられます。
投資家は魅力的なプロフェクトがあれば簡単に融資することができるので資金を遊ばせることなく運用できます。
ネットワークの普及と共に発展した新しい資金調達方法で、ベンチャー企業への出資、防災や市民ジャーナリズム、災害復興支援金、フリーソフトウェアの開発、個人法人のプロフェクトなど幅広い分野で利用されているのが特徴です。
欧米を中心に発達してきましたが、今後はアジアにシフトしていくと考えられており、日本でも人気になっているソーシャルファンディングです。
こちらでは『クラウドファンディングを比較!おすすめサービス17社をまとめてご紹介』クラウドファンディングについて詳しく紹介しています。
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングはリターンの種類によって
- 寄付型
- 投資型
- 融資型
- 購入型
に分類されています。
- 投資型は「利益からの配当」
- 融資型は「一定の利子」
- 購入型は「モノやサービス・権利」
上記がリターンに充てられ、プロフェクトごとに使い分けられています。
また、投資型には非上場企業の株式を取得することができるものもあり、株式投資型として利用されています。
クラウドファンディングは基本的にリターンを期待して投資されるものですが、「寄付型」にいたってはそうではありません。
提供された資金は全額寄付という形になるので、リターンは一切得られないタイプになります。
共感による投資が大きい部分を占めるので、災害復興などの支援金に用いられるのが一般的です。
アメリカンファンディングの種類
アメリカンファンディングは米国不動産ファンドに特化した「融資型クラウドファンディング」です。
海外不動産系を扱っているので分散投資先としての評判も高くなっています。
米国不動産に投資するので一定のリスクがありますが、アメリカンファンディングではリスクを軽減する工夫がとられているのが特徴です。
借り手からアメリカンファンディングに返済金が支払われ、毎月15日に融資金利として分配されるので安定した資産運用が可能です。
アメリカンファンディングの特徴
案件数 | 606件(2018年9月現在) |
手数料 | 入出金手数料以外は無料 |
平均利回り | 10%前後 |
運用期間 | 3ヵ月~12ヵ月 |
実績 | 成立ローン額20億円以上、分配金実績8億円以上(2018年9月現在) |
リスクや保証 | 特に問題はなし |
最低投資額 | 2万円 |
運営会社 | アメリカンファンディング株式会社 |
使いやすさ | 為替リスクヘッジしている |
案件数
アメリカンファンディングでは2018年9月現在で600件以上の貸付件数になっています。
他のソーシャルレンディングと比べても特別案件数は多くありませんが、海外不動産に特化しているので専門性が高いのが特徴です。
手数料
アメリカンファンディングで支払うのは入出金に伴う、振込手数料とファンド運用手数料のみです。
ファンド運用手数料は安くすることができませんが、振込手数料は工夫次第でお得に利用できます。
平均利回り
アメリカンファンディングの平均利回りは10%前後と比較的に高く設定されています。
運用期間は3~12ヵ月に設定されており、短期間でリターンを得れるのが特徴です。
不動産担保を設定していても高水準の利回りを維持していることから投資家からの評判も高くなっています。
実績
アメリカンファンディングは2015年7月にリリースされており、成立ローン額が20億円弱となっています。
案件数に対する返還率は50%を超えており良好な運営をしているのが分かります。高利回りで担保付ファンドが多いですが、貸し倒れの報告はありません。
運営会社
アメリカンファンディングはアメリカンファンディング株式会社によって運営されているクラウドファンディングです。
不動産投資コンサルティングサービスを中心にした。海外ファンドレンディングサービスを展開しています。
代表取締役の角内氏は米税理士や米国カルフォルニア州公認不動産取引主任者などの高等資格を有しており、リーマンショックやサブプライムローンなどの経済ショックに対応した経験をもつ経営者です。
最低投資額
アメリカンファンディングの最低投資額は2万円からになっています。小額から投資可能なので資金の少ない個人投資家でも気軽に利用可能です。
リスクや保証
アメリカンファンディングは全てのファンドに米国不動産を担保としてつけています。
そのため借り手企業が債務不履行をおこしても担保物件を売却することでリスクを軽減することが可能です。
貸付金額も担保物件の8割以内に収まるように工夫されており、デフォルトリスクを最大限まで軽減させています。
使いやすさ
アメリカンファンディングでは為替リスクに対するヘッジを行っています。
そのため日米間で為替変動があったとしても投資家が受け取るリターンの額は変わらないようになっています。
ただしデフォルト時に担保物件を売却した時などは為替変動の影響は避けられません。
アメリカンファンディングの評判や口コミ
アメリカンファンディングの評判は以下のようなものが多かったです。
- 分散投資先として利用できる
- 海外不動産に特化しているので使いやすい
- 為替リスクを回避できるのはうれしい
- アメリカ市場のリスクを考慮する必要がある
- 募集額が小さい
アメリカンファンディングの口コミや評判で悪いものはありませんでした。
国内のソーシャルレンディングでは国内不動産を中心にしたものが多いので、アメリカンファンディングのような海外不動産ファンドは貴重なものと捉えられているようです。
国内不動産事情の影響をうけないので分散投資先としての評判も高いのが特徴です。
すべてのファンドに米国不動産が担保されているので、万が一のデフォルトリスクにも対応できます。担保付きにも関わらず高利回りファンドが多いので投資家からの評判も高くなっています。
また、アメリカンファンディングは為替リスクをヘッジしています。海外ファンドに投資するときは為替変動の影響は避けられませんので、初心者にはハードルが高いのが一般的でした。
しかしアメリカンファンディングでは為替変動時でも利回り額を一定にするリスクヘッジを行っているので、為替変動の影響を考えずに投資することが可能です。
一方でアメリカの政治的・経済的リスクから逃れたわけではないので、どのみち海外市場の情報予測は欠かせなくなるという意見もありました。
担保物件の売却価額は為替リスクのヘッジは及ばないので、デフォルト時のリスクヘッジは別途必要になるということです。
しかし、デフォルトリスクはソーシャルレンディングに共通するリスクなので、アメリカンファンディングが特別悪いわけではありません。
実績の少なさなどを考慮にいれてもアメリカンファンディングはおすすめのソーシャルレンディングです。
アメリカンファンディングから無事入金がありました!
ということで、アメリカンファンディングから撤退完了です。残るmaneoファミリーは、ガイアファンディング、キャッシュフローファイナンス、クラウドリース、そしてグリーンインフラレンディングです。 https://t.co/ZYtg8u1SNj
— ハードロックマン@サラリーマン投資家 (@hardrockman_i) 2018年10月1日
maneo…次はアメリカンファンディングかぁ…んー利回りいいけどちょっとコワイなぁ(^^;なけなしの隠し予算だからな…運用期間6ヶ月じゃなくて3ヶ月ぐらいなら良かったけど…
ブロンズになってやったぞーw— シノビン (@shinobin4685) 2018年2月8日
昨年、多大な悪影響を及ぼしたマネオグループですが、ここは、誠実に対応してくれます。財務のことも、直接問い合わせたら、誠実に答えてくれますよ。財務情報を公開してくださいと行ったら、ぜひ検討したいと思いますと返答くれたのも、マネオグループでここだけです。他にも、現在案件を募集してくれている会社で、財務状況の公開検討まではいかないまでも、しっかり返事をくれたのは、スマートトレンド、さくらソーシャルレンディング 。逆にくれなかったのはなんとマネオ本体!!あと、プレリート、アップルバンク です。
特に、「アップルバンク」は、急に方針を変えて案件をキャンセルしたり、それについて問い合わせても返事もくれないような信頼できない会社で、第二のグリーンインフラ、ガイアになる可能性大。代表の経歴もよくわからないですしね。投資しないほうが良いでしょう。
それに比べてアメリカンファンディングは、代表の経歴も明確、金利も高いし、対応が早くて誠実。日本の不動産案件ばかりに投資していると不安がある分散投資先には、もってこいだと思います。
アメリカンファンディングで募集されている案件は財務情報も何もないので投資判断できない
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アメリカンファンディングで必要な手数料はいくらか?出金手数料や運用手数料
手数料 | |
口座開設費 | 無料 |
口座維持手数料 | 無料 |
入金手数料 (デポジット手数料) |
振込手数料は投資家負担 |
ファンド運用手数料 (営業者報酬) |
商品ごとに異なる |
ファンド取引手数料 (成約手数料) |
無料 |
ファンド契約解除手数料 | 基本的に途中解約禁止 |
払い戻し手数料 (出金手数料) |
振込手数料は投資家負担 |
口座開設費
アメリカンファンディングの口座開設費は無料です。高利回り海外不動産ファンドに投資したい方は登録だけでもすることをおすすめします。
口座維持手数料
アメリカンファンディングの口座維持手数料は無料になっています。アメリカンファンディングの口座を一年間放置したとしても、1円もお金はかかりません。
年会費が無料のクレジットカードと同様なので投資する時期を自由に選択できます。
ファンド投資するときに必要な手数料
入金手数料(デポジット手数料)
アメリカンファンディング口座に入金するときに支払う手数料になります。
利用する口座によって手数料が変わってくるので、入金の際にはご確認ください。
アメリカンファンディングは三井住友銀行が指定口座になっていますので、同一口座を利用することをおすすめします。もし用意できないなら振込手数料が無料なネットバンクにしてください。
例えば、ソニー銀行は振込手数料の無料枠が月に数回付与されておりデポジットに活用できます。
ファンド運用手数料(営業者報酬)
運用手数料はアメリカンファンディングの報酬にあたるもので、期待利回りの数%が手数料として支払われます。
案件ごとに違っているので商品ごとの運用手数料を把握しておいてください。
ファンドの取引手数料(売買手数料)
アメリカンファンディングの取引手数料は無料になっています。
取引手数料とは投資案件を紹介している対価として運営会社が投資家からいただくもので、大体1~3%の手数料設定になっているところが多いです。
基本的にファンド運用手数料を設定しているので無料になっているところが多いです。
その他の手数料
ファンド契約解除手数料
アメリカンファンディングはファンドの契約を一方的に解除することができません。
基本的にソーシャルレンディングは投資したファンドを途中解約することができませんので、「1社or1案件に過剰に集中しない」といったリスクヘッジをすることになります。
払戻し手数料(出金手数料)
アメリカンファンディング口座から出金するときはデポジットの時と同様に振込手数料がかかってきます。
アメリカンファンディングは三井住友銀行が指定口座になっているので同一口座を利用することでお得に出金できます。同一支店なら本支店あてよりも半額で利用可能です。
まとめ
アメリカンファンディングの評判と口コミを紹介しました。
アメリカファンディングは海外不動産を扱っているので、国内ソーシャルレンディングの分散投資先としての利用が可能です。
すべてのファンドに米国不動産を担保につけているので貸し倒れのリスクを最大限に軽減させており、投資家からの評判も高くなっています。
海外ファンドに投資するときは為替変動の影響を考えなくてはならないため、初心者や信託したい方にとっては使いづらさもありました。
しかしアメリカンファンディングでは為替リスクヘッジ制度を導入しているので、いつでも一定の利回りでリターンを受け取ることが可能です。
デフォルトリスクが軽減されているので国内である程度の経験を積んだ投資家で、海外ファンドに投資したい方におすすめです。