
チェックビットコインFXとは?初心者におすすめ取引所とやり方・チャート分析やトレード方法を解説
取引所や暗号資産(仮想通貨)情報サイトのチャートで、
「更新が遅い(遅延している)」
「トレンドライン描画や価格マークが使いづらい」
と感じたことはないでしょうか。そこでおすすめしたいのが「黒マチャート」です。
ここではbitFlyer(ビットフライヤー)やBitMex(ビットメックス)のチャートの表示方法についても紹介しています。
- 黒マチャートの特徴
- 設定方法・使い方
- BitFlyer(ビットフライヤー)への埋め込み方
Contents
ビットコインFXの必須ツール「黒マチャート」とは
ビットコイン高騰中の2017年6月に開発された「黒マチャート」は、
上記各取引所の値動きに対応した、ビットコインのゼロレイテンシーチャート※です。
ビットコイン以外にも2種の暗号資産(仮想通貨)に対応
他にも
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
のチャートに対応しています。
パソコン版なら、1つの画面で複数種類の暗号資産(仮想通貨)チャートを見ることも可能です。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤー)公認チャートとして採用済み
2018年3月、ついにbitFlyer Lightningへの埋め込み表示が出来るようになりました。
Lightning に高機能チャート「LightChart」を追加いたしました。
・最終約定価格がリアルタイムにチャートに反映
・分析指標や注文・建玉価格、価格毎の注文数量を表示可能
・簡単な操作でチャート上の価格を発注画面へ入力でき、価格マーカー描画も可能などが特徴です。ぜひご活用ください。 pic.twitter.com/7SFGBaXwJ2
— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2018年3月2日
ビットフライヤーの公式サイト内で、黒マチャートの表示・各種設定が可能です。
黒マチャートの機能紹介・スマホでも使える
黒マチャートでは、以下の機能が使えます。
- トレンドラインのオーバーレイ
- 出来高・デプスチャート表示
- アラート機能
- キーボードでのショートカット操作
- 低負荷モード(より遅延が低減される)
ビットコイン/イーサリアムトレードに本腰を入れるなら、どれも必須の機能です。加えて、スマホでもスムーズにチャート確認できます。
※iPhoneでの表示
PC版と変わらずサクサク動作するので、兼業トレーダーにもおすすめできます。
黒マチャートの見方・導入方法・基本操作
使用するにあたって、登録・初期設定は一切不要です。黒マチャートの提供サイト(PC/スマホ)にアクセスするだけで、ほぼ全ての機能を使うことが出来ます。
チャートの見方
ローソク足
デフォルトは1分・左上で時間切り替え可能
赤…始値 > 終値 (価格が下がっている)
緑…始値 < 終値 (価格が上がっている)
出来高
成立した取引の数を示すグラフ
デプスチャート
価格帯ごとの売り注文/買い注文数を示すグラフ
赤…売り
緑…買い
遅延の有無
チャート右下のランプで確認します。
緑のときは遅延なし・黄色はあり
各チャートの設定
右上
チャートの切り替え方
表示する暗号資産(仮想通貨)の種類切り替えは
- ビットコインの現物・FX
- ビットコイン先物
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
以上の4つから行えます。
(PC版)4画面それぞれに好きなチャートを表示させる方法
ページ右上の黄色いアイコンをクリックすると、チャートが表示されていない真っ黒の画面になります。
4か所にあるプルダウンをクリックすると、表示するチャートが選べます。
- ビットコインとイーサリアムの現物取引だけ表示させたい
- 指定の取引所だけチャートを確認したい
という場面におすすめできます。
ここを変更することでBitmex(ビットメックス)のチャートを表示することができます。
覚えると便利・キーボードでの操作方法
操作はマウスで完結できますが、ホットキーを覚えると便利です。
- スペースキー:最新情報へジャンプ
- マウスのホイール:チャートをスクロール
- Ctrl を押しながらマウスのホイール:ズーム
- 右クリック:メニュー表示(価格のコピー・マーカー全消去)
- 左クリック :価格マーカー追加
※2018年6月現在
黒マチャートの設定メニュー・トレンドラインの解説
黒マチャートでは、5種類の「トレンドラインオーバーレイ」と「イナゴアラート」が使えます。
トレンドラインオーバーレイの表示/詳細設定/保存:
各チャート右上の「設定」 → Overlays
Saveを押すとブラウザに保存可能
イナゴアラートの設定:
設定 → Inago
売り・買いの機会を逃さない…「トレンドラインオーバーレイ」
まずはオーバーレイから利用してみましょう。
SMA(単純移動平均線)
「SMA(単純移動平均線)」とは、指定期間ごとの終値平均を繋いだラインのことです。トレンド分析では最も多く使われます。
それぞれ長期・短期で指定した2本の移動平均線を使うトレード手法は、MACDと呼ばれます。
画面は初期設定状態で、15日指定の黄色ライン・50日指定の青色ラインが表示されています。移動平均線は3本まで(3本目はピンク)設定可能です。
設定方法は以下の通りです。
期間をゼロに設定しているラインは表示されません。
EMA(指数移動平均線)
EMA(指数移動平均線)では、直近の値動き重視でトレンドを知ることが出来ます。過去にさかのぼるほど、終値平均計算の比重が下がります。
SMAの補完として使えます。
初期設定ではP1(黄色のライン・期間5日)のみ表示されます。
設定はSMAと同様です。
- P1(黄)
- P2(青)
- P3(ピンク)
それぞれのラインについて、終値平均期間を設定します。
その他3つのトレンドオーバーレイ
移動平均線と組み合わせて使うものとして、
Parabolic SAR(パラボリック)
…値動きの強さを把握し、上昇または下降の勢いが止まったところを「トレンド転換点」と見る手法。
この転換点は「ストップ&リバースポイント(SAR)」と呼ばれます。
Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)
…2本のラインを使ってボラティリティー(価格の変動幅)の大きさを把握することで、売買のタイミングを予測するための手法。
Chandelier (シャンデリアシステム)
…ストップロス(損切り)を目的とした手法。ある価格にマークをしておき、チャートがマークに接触したタイミングで売り/買いを実行する
これらのオーバーレイを使うことが出来ます。
「Inago」とは? アラートの使い方
暗号資産(仮想通貨)の売買をしていると、大量の注文が取引所に入るタイミングがあります。
買い注文が殺到した時:より早く買う
売り注文が殺到した時:売り注文がはけた(買われた)あとに売る
これを繰り返して利益を得るトレード手法を「イナゴトレード」と言います。
超短期売買の手法であり、一刻一秒を争います。注文が殺到し始めたときにアラートを鳴らす「Inago」機能を使いましょう。
※アラート機能をオンにしたままだと、パソコンの動作が重くなることがあります。
BitFlyer(ビットフライヤー)で黒マチャートを見る方法
※以前はGoogle Chrome(グーグルクローム)の拡張機能に対応していましたが、現在はこの機能を新たに追加することが出来ません。
まずはBitFlyer Lightningの設定画面を開きましょう。チャートが表示されている画面右上・3本線マークをクリックすると、以下のようになります。
設定画面内にある「チャート表示」をLightChartに変更しましょう。
トレード画面に戻ると、黒マチャートが表示されています。
トレンドラインオーバーレイ機能も使用可能です。
まとめ
黒マチャートは、ビットコインFX・先物取引の必須機能を備えた、低遅延チャートです。
- bitFlyer(ビットフライヤー)で使える
- トレンドオーバーレイが使える…移動平均線を含む5つの指標
- アラート機能で超短期売買にも活用できる
ビットコインだけではなく、イーサリアム・ビットコインキャッシュのチャートも確認できます。これから暗号資産(仮想通貨)FXを始める人におすすめできます。