
暗号資産(仮想通貨)の投資方法というと、安い時にビットコインを買い、高くなったら売るという手法が一般的です。
現物取引でビットコインを購入し、値上がりを待ってから売却をすれば、値上がりした額に応じて利益を得ることができるでしょう。
レバレッジ取引でもそれは同じです。ただし、レバレッジ取引には、現物取引にはない違いがあります。
まず、レバレッジ取引ならば売りからでもエントリーができるため、ビットコインの価格が暴落している時であっても利益を得ることが可能です。
次に、レバレッジをかけることで、少額からでも高額の取引が可能です。例えば、レバレッジが25倍ならば、証拠金が4万円もあれば最大で100万円の取引ができます。
今回は、国内でも特にレバレッジが高い取引所の一つであるBITPOINT(ビットポイント)のFX取引について紹介します。
Contents
BITPoint(ビットポイント)FXの特徴
ビットポイントは、株式会社ビットポイントジャパンが運営している暗号資産(仮想通貨)取引所です。現物取引のみならず、FXもできる取引所となります。
対象となる通貨はビットコインのみとなります。ただし、扱っている法定通貨は日本円だけではありません。
ビットポイントは、米ドルやユーロ、香港ドルなどの日本円以外の法定通貨にも対応しています。
そのため、ビットコイン/円のみならず、ビットコイン/米ドルなどの他の通貨ペアも選択可能です。
ビットポイントのレバレッジ取引の最大の特徴というと、まずレバレッジが最大で25倍と高めの設定が可能です。
レバレッジは他にも2倍や5倍、10倍なども用意されており、自由に選択できます。
さらに、ビットポイントは国内でも珍しいMT4(メタトレーダー4)が使用できる取引所でもあります。
ロシアのメタクォーツソフトウェア社が開発した無料の高機能ツールがあり圧倒的に高い機能性にあります。
例えばオリジナルのテクニカル指標が作れる他、自動売買の機能、検証のツールなど、ユーザーが欲してる様々な機能があります。
FXの世界では有名な高機能プラットフォームのことで、世界中にファンがいるほどです。
MT4が使用できるという強みだけでも、ビットポイントを選ぶ価値はあるでしょう。
MT4が使える
ビットポイントでは、取引ツールのMT4が使用可能という強みがあるのですが、MT4を使用できるメリットとは一体何なのでしょう?
まず、MT4は上級者向けの取引ツールとなりますので、初心者にはオススメはできないです。
その反面、一旦ビットコインFXの仕組みや方法、やり方などを習得すると、MT4は非常に強力な取引ツールとなるでしょう。
MT4のメリットというと、まず多種多様なインディケーターが最初から搭載されており、専門的なテクニカル分析ができます。
それどころか、自分でオリジナルのインディケーターを作成することができるなど、MT4は自由性が非常に高いです。
このように、MT4は自由度の高いチャート機能があります。
そしてもう1つ、自動売買ができるという強みがMT4にはあります。
ビットポイントはこのMT4の自動売買の機能を利用できる取引所となります。EAと呼ばれるストラテジーを使用することで、ユーザーはいつでもビットコインFXの自動売買が行えます。
MT4にはバックテストの機能もありますので、それを使用することでストラテジーのパフォーマンスを事前にチェックすることも可能です。
MT4の利用者は世界中に多くいます。そして、その中には画期的なインディケーターやEAを開発し、ネット上に公開する人もいます。そういった他の優秀なトレーダーが開発したインディケーターやEAを使用できるというのも、MT4ならではのメリットです。
最大レバレッジ
ビットポイントの最大レバレッジは25倍です。選択できるレバレッジは25倍を除くと、2倍、5倍、10倍などが用意されています。
低リスクな取引をしたい場合は、レバレッジを2倍や5倍など低めに設定すると良いでしょう。
ビットポイントでは、円以外にもドルやユーロ、香港ドルでの取引も可能です。それらすべてレバレッジを25倍に設定して取引できます。
レバレッジを最大25倍に設定すると、少額からであっても非常に高額の取引ができます。
取引手数料
ビットポイントでFXをする場合、取引手数料は無料になります。
現物取引だろうと、FXだろうと無料になりますので、余計なコストをかけずに済みます。
ビットポイントで発生するコストというと、取引手数料を除くと、スプレッドとスワップポイントだけとなります。
スプレッド
スプレッドとは買値と売値との間に生じる価格差のことです。ビットポイントのスプレッドは変動制となりますので、その時の状況に応じて変動します。
ビットポイントのスプレッドは高くもなく、安くもなく、普通といったところです。
業界でも特に狭い水準の取引所と比較すると広めですが、販売所などと比較すると狭いといったところです。ただ、ビットコインの価格が荒れると、スプレッドが急拡大しやすいので注意が必要です。
スワップポイント
スワップポイントといえば、ポジションを保有して1日経過する毎に発生する手数料のことです。
ビットポイントの場合、スワップポイントは新規エントリーをしてポジションを保有し、その翌取引日までポジションを持ち越すとロールオーバーが発生します。
1日あたり、保有するポジションの評価額に対して0.035%がスワップポイントとして徴収されます。
証拠金維持率・ロスカット
ビットポイントの最大レバレッジは25倍となりますので、25倍に設定した状態でFXを始めると、必要証拠金は常に25分の1まで下げることができます。
というのも、ビットポイントのロスカットの基準は100%だからです。
余裕をもった取引をしたいのであれば、証拠金維持率は150%ぐらいを目安に入金をすると良いでしょう。
もしも証拠金維持率100%を割ると、ビットポイントが保有中のポジションを強制的に決済し、損失を確定させることになります。
追証の有無
ビットポイントには追証はありません。ただ、アラートはあります。
アラートの基準は証拠金維持率が120%を割った時です。仮に必要証拠金が100万円だった場合、証拠金が120万円を下回るとアラートが発生します。
アラートが発生すると、メールにて証拠金維持率が120%を割ったことを教えてくれます。追証はありませんので、追加で入金をして、証拠金維持率を120%まで戻す必要はないです。
もっとも、そのまま含み損が拡大し、証拠金維持率が100%を割ってしまうと、ロスカットとなりますので注意してください。
BITPoint(ビットポイント)FXのメリット・デメリット
ビットポイントには他の取引所にはない特徴があります。ここではビットポイントのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
メリット
BITPoint(ビットポイント)FXのメリットは3つあります。
- 最大25倍の高レバレッジ
- 通貨ペアの多さ
- MT4が使える
最大25倍の高レバレッジ
BITPoint(ビットポイント)のメリットというと、まずレバレッジの高さがあります。
国内でレバレッジ25倍という高い水準でFXができる取引所の数は多くありません。
レバレッジを高めに設定をすると、取引で得られる利益も倍化するため、短期間で高収入を得るのも夢ではないでしょう。
通貨ペアの多さ
BITPoint(ビットポイント)の二つ目のメリットは、通貨ペアの多さです。
ビットコインFXの通貨ペアというと、日本の場合はビットコイン/円の一択であることがほとんどです。
しかし、ビットポイントの場合、円建てのみならず、米ドル建てやユーロ建て、香港ドル建てなど、様々な法定通貨を試すことができます。
ビットコインは確かに24時間いつでも取引できますが、常にトレンド相場を形成しているわけではありません。
時にはレンジ相場にハマることで、エントリーのチャンスが出ないこともあるでしょう。
そのようなレンジ相場が発生している時ほど、ビットポイントは有利です。
例えば、ビットコイン/円の通貨ペアがレンジ相場にハマってエントリーのチャンスが無かったとしても、他の通貨ペアがトレンド相場を形成していれば、いくらでもエントリーのチャンスがあるからです。
通貨ペアが多いビットポイントは、他の取引所以上にエントリーのチャンスに恵まれます。
MT4が使える
BITPoint(ビットポイント)の3つ目のメリットは、MT4が使用できることです。
MT4が使用可能ならば、自由で高度なテクニカル分析を行えますし、EAを使用すれば自動売買も可能です。既にMT4を使用して普段より取引をしていたFXトレーダーほど、MT4が使用できるビットポイントとの相性は良いでしょう。
デメリット
BITPoint(ビットポイント)のデメリットは2つあります。
- スプレッドの広さ
- 出来高が少ない
スプレッドの広さ
BITPoint(ビットポイント)のデメリットとして、まずスプレッドの広さがあります。
ビットポイントのスプレッドは狭い水準ではありません。販売所ほど広いというわけではないのですが、他の取引所と比較すると広い水準となります。
ビットポイントのスプレッドは1000円以上拡大することが多く、コストが高いです。
そのため、スキャルピングやデイトレードのような、短期売買には向かないです。
出来高が少ない
さらに、ビットポイントはユーザー数がそれほど多くはなく、流通量が少ないというデメリットを抱えています。
流通量が少ないと、板が薄くなります。そうなると、注文をしても成立し辛く、なかなか約定できないです。場合によっては約定拒否されることもあるでしょう。
ビットポイントのスプレッドが他社と比較して広いのも、結局は流通量の少なさが一番の原因でしょう。
ビットポイントの流通量が増えない限り、スプレッドが広く、約定スピードが遅いという課題はなかなか解決されないでしょう。
BITPoint(ビットポイント)FXの使い方・注文方法
ビットポイントでFXを始める場合、まずはMT4をビットポイントよりインストールしてください。
MT4はビットポイントの公式サイトより無料でインストール可能です。
インストールが完了後、MT4を起動させてください。次に、MT4にビットポイントのログインIDとパスワードを入力してください。これで取引の準備作業は完了です。
注文する場合は上にある「ツール」をクリックし、「新規注文」をクリックします。
通貨ペアや数量を選択し、「成行売り」もしくは「成行買い」をクリックすると、新規注文を出せます。
ビットコインの価格が上がると思うなら買い注文、下がると思うなら売り注文をそれぞれ入れます。
まとめ
ビットポイントは、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所の中で数少ないMT4を利用できる取引所です。
さらに、レバレッジが最大で25倍まで設定可能で、通貨ペアも多いなどの特徴を持っています。
MT4のEAを使用した取引をしたいという方や、バックテストの機能を使いたいなど、MT4の利用を考えている方ほど、ビットポイントは相性の良い取引所となるでしょう。