
Coincheck(コインチェック)は、2014年8月にオープンした東京都渋谷区の暗号資産(仮想通貨)取引所です。(会社は2012年8月28日に誕生)
2018年1月26日に起きたネム流出事件(約580億円のネムが消失)により、知られるようになった暗号資産(仮想通貨)取引所。
2018年4月16日には、証券会社を運営しているマネックスグループ株式会社がコインチェックをグループ化しています。
この記事では、コインチェックの手数料・評判・登録方法(ネム流出事件により口座開設が停止中)をご紹介。
法人口座開設におすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所はこちらで紹介しています。
Contents
Coincheck(コインチェック)の特徴とメリット
スプレッド(取引手数料)がわかるアプリがある
Coincheck(コインチェック)では、スプレッド(取引手数料)がわかるシステムがあります。例えば、ビットコインやアルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨))のスプレットがリアルタイムでわかります。
①:グーグルクロームをダウンロード(ない場合)
②:拡張機能から「暗号資産(仮想通貨)チェッカー」を追加
③:スプレッドを表示したいコインを選ぶ
たった3つのステップでコインチェックのスプレッドが見られるでしょう。ただし、コインチェックが行っているツールではありません。利用されるユーザーは、自己責任でご利用ください。
約13種類の暗号資産(仮想通貨)がトレードできる
海外に比べると日本の暗号資産(仮想通貨)取引所はコインの種類が少ないでしょう。知名度のあるbitflyer(ビットフライヤー)でもビットコイン・アルトコインが6つのトータル7種類です。
コインチェックについては、約13種類の暗号資産(仮想通貨)に対応しています。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- ネム(NEM/XEM)
- オーガー(REP)
- リスク(LSK)
- ジーキャッシュ(ZEC)
- ダッシュ(DASH)
- モネロ(XMR)
- ファクトム(FCT)
- リップル(ripple/XRP)
ビットコイン(Bitcoin / BTC)・イーサリアム(ETH)・ライトコイン(LTC)といったほかの暗号資産(仮想通貨)取引所にある通貨もありますが、オーガー(Augur/REP)やファクトム(Factom)といった日本の暗号資産(仮想通貨)取引所では珍しい暗号資産(仮想通貨)も取り扱っているのです。
時価総額の低い通貨となりますが、数年後にはイーサリアムやリップルのような時価総額ランキングの上位に入る暗号資産(仮想通貨)となる可能性もあるでしょう。
暗号資産(仮想通貨)の貸出サービス
Coincheck(コインチェック)では、あなたの暗号資産(仮想通貨)を貸すサービスも行われていました。
「Coincheck貸暗号資産(仮想通貨)サービス」と呼ばれるもので、ユーザーが持っている暗号資産(仮想通貨)をコインチェックに貸出をすると、貸した暗号資産(仮想通貨)+銀行の利息のようなごほうびがもらえます。
Coincheckの公式ホームページによると、最大で年間の利率が5%と記載。メガバンクの普通金利が0.001%と1,000,000円の預けても約10円しか利息がありません。
銀行よりも高い利息を約束していたのがCoincheckの貸暗号資産(仮想通貨)サービスです。
Coincheck(コインチェック)で口座開設をするには
ステップ1: 「メールアドレス」と「パスワード」を入力
Coincheck(コインチェック)で取引をするには、メールアドレスとパスワードを作成する必要があります。メールアドレスについては、ジーメール(Gmail)やヤフーメール(Yahoo!Mail)といった無料のメールソフトで問題ありません。
ステップ2:フェイスブックを利用した口座開設
Coincheck(コインチェック)では、口座開設にFacebook(フェイスブック)のアカウントが利用できます。
写真にある「Facebookで10秒で登録」といったボタンがありますよね。Coincheckのトップページでは真ん中に表示されるケースもあります。
Facebookに登録している個人情報(名前・住所・メールアドレス)を使い回しできるため、アカウントの作成がカンタンです。
ステップ3:パスワードの設定と規約への同意
Coincheck(コインチェック)では、法人のアカウントで暗号資産(仮想通貨)をトレードできます。個人よりも法人にすれば、確定申告で取引にかかるパソコン・インターネット・スマートフォンの利用料(按分/利用した分のみ申請)が行いやすいでしょう。
個人ではなく法人口座を開設したいユーザーは、写真の右上にある「法人の方」をクリックしてください。
ステップ4:メールアドレスをチェック
メールアドレスとパスワードを作成すると、Coincheckから「Emailの確認のお願い」といったメールが送られます。
メールにあるリンクをクリックして、以下のようなページが表示されると口座開設が終了です。
Coincheck(コインチェック)の本人確認書類とは
Coincheck(コインチェック)を利用するには、以下のような本人確認書類が必要です。
個人と法人口座では提出する書類が異なるため別々に解説します。
【個人用口座に使う本人確認書類とは】
- 運転免許証(オモテ・ウラ)
- パスポート(写真と住所のあるページ)
- 在留カード(オモテ・ウラ)
- 特別永住者証明書(オモテ・ウラ)
- 運転経歴証明書(2012年4月1日よりも先の書類)
- 住民基本台帳カード(オモテ・ウラ)
- マイナンバー個人番号カード(オモテのみ)
なお、本人確認書類を添付するときは「あなた」と「書類」が一緒に撮影された写真を出してください。(※IDセルフィー)
法人については、写真つき証明証のみでは口座開設ができません。以下のような法人を証明する書類を提出してください。
【法人用口座に使う本人確認書類とは】
- 法人名・口座番号のあるページの写し・
- 登記簿の写し(6か月以内)
- 登録者のIDセルフィー
- 登録者の本人確認書類(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど)
- トレードを行う申込書 (取引をするユーザーと法人の社長が違う場合 )
会社を経営している経営者は、登記簿や法人用口座の写しなど用意する書類が多いです。利用できる書類の有効期限も決められています
Coincheck(コインチェック)は手数料がかかるの?
Coincheck(コインチェック)では、取引所・入出金・借入・スワップがあります。わかりやすく紹介するために手数料の表を使いながら解説します。
取引手数料
Coincheck(コインチェック)では、Maker(メイカー)・Taker(テイカー)といった取引手数料があります。キャンペーン中の手数料は以下のとおりです。
取引方法 | 手数料 |
Maker(メイカー) | 0円 |
Taker(テイカー) | 0円 |
※Maker・Takerの違い
Maker:板に注文が並べられた後に約定(やくじょう)した場合。
Taker:注文した内容が板ではわからない場合。
入出金手数料
手続きの内容 | 手数料 |
日本円での振込 | 無料(※1:振込手数料はかかります) |
アメリカドルでの振込 | 25ドル(約2,691円/2018年4月21日現在) |
銀行振込(海外銀行口座からの日本円振込) | 2,500円(※1と同じ) |
コンビニでの入金(手数料あり) | 30,000円:756円
30,000円~300,000円:1,000円 |
クイック入金 | 30,000円:756円
30,000円~300,000円:1,000円 500,000円以上:入金金額×0.108% + 486 円 |
日本円の出金 | 400 円 |
アメリカドルの出金 | 2,500円 |
入金については日本円での銀行振込が無料です。振込手数料はかかるので、住信SBIネット銀行(月1~15回)・新生銀行(月1~10回)などのネット銀行を利用しましょう。
スワップ手数料
Coincheck(コインチェック)では、スワップ手数料がかかります。買い(ロング)・売り(ショート)により支払い額が違うため、以下の表をご覧ください。
ポジション
(新規注文・ポジションを翌日に持ち越す) |
手数料 |
買い(ロング) | 決済した金額(円) × 0.04 % |
売り(ショート) | 決済した金額(円) × 0.05 % |
Coincheckでは、売りよりも買いのほうがスワップ手数料が少ないです。FX(外国為替証拠金取引)でも売りだと「スワップポイント」を支払う場合が多いです。
暗号資産(仮想通貨)を利用した入金手数料
Coincheck(コインチェック)の入金手数料は、「普通」と「高速」により異なります。
入金方法 | 手数料 |
普通 | 無料 |
高速 | 0.002BTC(1,905円/2018年4月21日) |
Coincheckでは、普通の入金なら手数料がかかりません。高速にすると日本円で約2,000円を支払います。
郵便局の速達(速く届ける)と同じで、早く入金するにはコストがかかるのです。
Coincheck(コインチェック)を使ったユーザーの評判
【Coincheckの良いコメント】
- 口座開設後の対応が速い(繁忙期を除く)
- スマートフォンのアプリが使いやすい
- 手数料無料キャンペーンに期限がない
【Coincheck(コインチェック)の悪いコメント】
Coincheck(コインチェック)の悪い評判をまとめると
- 本人確認が遅すぎてトレードができない
- お金の出し入れに手数料がかかる
- 資金が少ないと利益を出しにくい(取引手数料がかかる)
口座開設がスムーズといった良い評判もありますが、本人確認が遅すぎるといったコメントもあります。暗号資産(仮想通貨)市場が盛り上がっているタイミングでは口座開設の手続きが遅くなってしまいます。
まとめ
Coincheck(コインチェック)では、ビットコイン(Bitcoin / BTC)・イーサリアム(ETH)・ライトコイン(LTC)といった定番の暗号資産(仮想通貨)からオーガー(Augur/REP)やファクトム(Factom)と国内の暗号資産(仮想通貨)取引所ではめずらしいコインも取扱っています。
2018年1月26日にネム(NEM)の流出事件があり、新しく口座開設できない状態も続いています。2018年4月からは、マネックス証券などを行っているマネックスグループ株式会社の一員としてスタート。
新生Coincheckとしてユーザーが安心してトレードができる暗号資産(仮想通貨)取引所を目指しています。今回の記事により、以下のような内容がわかりました。
- コインチェックはスプレッドがわかる裏ワザ
- 国内では多い約14種類のコインを扱っている
- ユーザーが使いやすいトレード画面
- 他社よりも手数料が高い
- 取引手数料を無料。入出金にお金がかかる
上の内容はマネックスグループ株式会社に入る前の話です。リスタートする場合は、手数料等が変わる可能性もあります。新しく生まれ変わる新生Coincheckに期待が高まります。